国際女性デーとは?

3月8日は「国際女性デー」です。

国際女性デーという日ができたそもそもの始まりは、1904年3月8日にアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけでした。

それから1910年にコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議でドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが、女性の政治的自由と平等のために戦う記念の日にするよう提唱したことから「国際女性デー」と制定されました。

近年は日本でもイベントをきっかけに衆知されるようになってきました。

国際女性デーにまつわるイベントではミモザが使われたり、ミモザカラーが使われることが多いです。

3月8日は「ミモザの日」でもあるからです。

イタリアではこの日は「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、男性が日ごろの感謝を込めて、母親やパートナー、会社の同僚などにミモザを贈る文化があります。このことから「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。

女性の働き方EXPOは元々「100人女子会」という名前で日本の男女格差を解消するきっかけ作りがしたくて立ち上げました。

なので今日は日本の男女格差について少しお話しします。

世界経済フォーラム(WEF)が発表した2021年の「男女平等ランキング」では日本は153ヵ国中120位という低順位、日本はG7の中で圧倒的に最下位です。

また、日本の国税庁の2017年のデータから男女の平均月収のデータを出してみると、男性は20代、30代、40代と年齢が上がるのに比例して月収も右肩上がりですが、女性はどの年代も平均月収27万円以下です。

政界の現状は政治参画156ヵ国中147位とさらに順位を落とします。

日本はまだまだ男女平等ではありません。

男女格差は給与や政治面に限ったことではありません。家事育児の割合が女性に偏っている(共働き世帯でも)ことや、性犯罪に関する女性の権利の低さも目立ちます。

日本の不健康なところは、日本は女性よりも男性の方が幸福度が低いことからも見受けられます。

全体的に男女格差が根強く、苦しんでいる女性がいて、でも幸福度は男性の方が低いです。

おかしな状態、不健康な状態ではないでしょうか?

父親が育休を取りたくても取りにくい社会だから家族単位で考えてバランスを取って母親が時短で働いたり数年間は仕事を辞めて育児に専念することで社会全体での女性の収入の平均値に差が出ていることもあると思います。

ちなみに日本の父親の育休取得率は7%で、男女平等ランキング1位のアイスランドは70%を超えています。

男女格差を考えることは、女性の働き方だけでなく、男性含む全ての人の働き方の改善を考えることです。

男女格差の改善の余地はかなりあります。

ただ、社会に変わってほしい、国に変わってほしいと主張するだけでは他力本願な希望になってしまいます。

だから各々が自分で自分の理想の働き方・生き方を創るきっかけの場を作り活動しています。

国際女性デーに限らず、各々が男女格差について考えてみたり調べてみたり、この多様化する世界で「私はどう生きるか」を考える文化が広がるといいなと思います。

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